創作サイトの携帯電話・スマートフォンなどのモバイル対応方法(初心者編)

前回の記事(創作サイトの携帯電話・スマートフォンなどモバイル対応の必要性)で、創作サイト(同人サイト)においても携帯電話・スマートフォンなどのモバイル対応が必要であることをご紹介しました。
では、具体的にはどのようなモバイル対応方法があるでしょうか。
一般的なホームページのモバイル対応について
一般的なホームページでは、下記の3つの方法のいずれかでモバイル対応を行っています。
- レスポンシブデザイン
- ユーザーエージェントによるデザイン切り替え
- 携帯用の別サイトの作成
それぞれ、詳しくはホームページの携帯電話・スマートフォンなどのモバイル対応方法をご覧ください。
創作サイトでも、独自にモバイル対応を行うには、上記3つのどれかを採用することになります。
創作サイトにおけるモバイル対応について(初心者編)
レンタルブログなどのサービスを利用する場合は、既にモバイル対応を行っていることが多いですが、ホームページでモバイル対応を行おうとすると、HTMLやCSS、JavaScriptまたはPHPを利用しなければならず、ある程度の専門知識が必要です。
そういった知識のない方がモバイル対応を行おうとした場合、下記のようなやり方が考えられます。
モバイル対応済のテンプレートを利用する
※上記画像はサンプルです。下記サイトで上記画像のテンプレートをダウンロードできるわけではありません。
創作サイトで利用できるHTMLテンプレートを配布しているサイトは既に多く存在します。
その中で、モバイル対応がされているテンプレートを選択し、利用することでモバイル対応を行うことができます。
ただし、テンプレートの改造には専門的な知識が必要です。
創作サイト利用可能でレスポンシブデザインのあるテンプレートサイト様
ブログサイトに切り替える
FC2や忍者ブログなどのレンタルブログサービスでは、携帯・スマートフォン用のテンプレートを用意しているものも多いので、モバイル対応を行うためにブログサイトに切り替えるというのもひとつの手だと思います。
しかし、創作サイトにブログサイトは利用しないほうがいいと言われているのも事実です。
その理由は、
- 広告がついてしまう
- 検索に引っかかってしまう可能性がある
- 作品を展示するのに適していない
などが挙げられます。
レンタルブログサービスを利用する場合、避けて通れないのが広告です。
広告の表示情報が規約で限定されている場合もありますし、更新がないと広告が自動的に入ってしまう場合もあります。
広告を入れたくないのであれば、自身でホームページを作成する必要があります。
pixivに移行する
pixivは、イラストの投稿・閲覧が楽しめる「イラストコミュニケーションサービス」です。
最近では、イラスト・漫画だけでなく小説も掲載できるようになりました。
pixivはソーシャルネットワークサービスですので、主な閲覧者はpixivの登録者となります。
多くの画像や小説の中から作品を検索できるなど、便利な機能がついていますので、登録者数も多く、pixivを主な発表の場にしている人も多く存在します。
pixivは、ポータブル端末でも閲覧できるように、スマートフォン向け専用アプリを用意するなど、日々ユーザー向けのモバイル対応を刷新しています。
作品を登録することで気軽に作品を展示・発表できますが、基本的に作品の表示順は登録日順となっていますので、任意の順序での展示は難しく、作品そのものを登録するという性質上、ユーザー独自の世界観を表現するのに適しているとは言えません。
tumblrに移行する
tumblrは、 SNSとCMSの機能をかねそなえた「リブログサービス」です。
twitterやpixivのように登録して利用します。
おしゃれなテーマが豊富であり、自身のページのデザインを自由にカスタマイズできる上、検索避けなどのオプションも利用可能なので、投稿者はtumblrをブログに近いかより便利な感覚で利用できます。
tumblrはリブログサービスなので、閲覧者は、気に入った投稿を見つけた時は、「Reblog」(リブログ)機能を使い、投稿者のポストを転載して、自分のフォロワーに知らせることができます。
また、「Like」(ライク)機能を使うと、閲覧者のダッシュボードに投稿者の投稿がストックされていきます。
tumblrはスマホ用アプリ(android/iphone)も出ているので、ポータブル端末からも利用できます。
登録していなくても投稿を閲覧できることはtwitterと同じですが、フォロー・リブログ・ライクは登録しているユーザーでなければできません。
(登録済みユーザーのみに閲覧を限定させることができる点もtwitterと同じです。)
twitterやpixivと同様に、投稿は日付順になります。
豊富なテーマを利用することで作者独自の世界観を表現することはできますが、任意の順序での展示は難しく、また、twitterやpixivに比べると、まだまだユーザー数が少ないことから、pixivに掲載した作品をまとめておく場所として利用したり、リブログ・ライクされるためにホームページに載せた情報を掲載するなど、他に利用しているツールの補足として利用する方が多いようです。
しかし、スマホ・PCからログインして、簡単に投稿・編集・テーマの変更ができる上、おしゃれなテーマがいくつも発表されていることから、シンプルかつ便利なブログとして注目を集めていることも事実です。
WEB制作を依頼する
自身でサイトを制作できない方の場合、サイト制作を請け負ってくれる人にサイトの制作を依頼するというのもひとつの手だと思います。
ご友人でそういった方がいらっしゃらない場合は、創作サイトの制作を請け負っている業者に依頼してはいかがでしょうか。
I'll be NETは創作サイト向けのサイト制作サービスです。
お客様のご要望をお伺いし、ご希望に合うサイトを低価格で制作しています。
もちろん、オプションのサービスになりますが、モバイル対応を行うことも可能です。