サイト制作時に、サイトの構成ファイルやサーバーへの負荷を軽くするためなど、CDN(Content Delivery Network)として既に公開されているスクリプトを直接リンクで借用することがあります。
他サイトでも利用されていればブラウザキャッシュに保管されていて読み込みが早いですし、自サイトにスクリプトを設置する必要がないため、スクリプトのダウンロード・設置の手間が掛からないというメリットがあります。
また、バージョンの指定が楽なので環境にあわせたスクリプトを最小限の労力で活用できます。
ここではよく使うCDNを紹介します。
jQuery
3.0系
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.6.1/jquery.min.js"></script>
2.0系
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/2.2.4/jquery.min.js"></script>
1.0系
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.12.4/jquery.min.js"></script>
ユーザーも多く動作も軽い。jQueryのCDNならこちらを使うのが安定でしょう。
https://developers.google.com/speed/libraries/#jquery
jQuery 公式
3.0系
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.1.min.js"></script>
2.0系
<script src="https://code.jquery.com/jquery-2.2.4.min.js"></script>
1.0系
<script src="https://code.jquery.com/jquery-1.12.4.min.js"></script>
公式の展開しているものですが、動作が少々重いのとユーザーの量を考えるとGoogleのCDNを利用したほうがよいかもしれません。
Bootstrap
<link rel="stylesheet" href="https://stackpath.bootstrapcdn.com/bootstrap/4.3.1/css/bootstrap.min.css" > <script src="https://stackpath.bootstrapcdn.com/bootstrap/4.3.1/js/bootstrap.min.js"></script>
CSSフレームワークとして有名なBootstrapのCDNです。
リセットCSSとしてReboot.cssを併用することが多いのですが、Reboot.cssはCDN化されていません。
Font Awesome
Bootstrapでも採用されていた各種アイコンフォントを利用するためのサービスです。
現在ではCDNの利用にはメールアドレスが必要になっています。
一度メールアドレスを入力すれば、同じメールアドレスで複数のサイトでCDNを利用することが可能です。
Google Fonts
多種多様なWEBフォントを利用できます。
閲覧者側のデバイスに影響されずにサイトのフォントを指定できるので、便利に利用しているサイトも多く存在します。
ajaxzip3
<script src="https://ajaxzip3.github.io/ajaxzip3.js" charset="UTF-8"></script>
フォームに入力された郵便番号から住所を検索する時などに使用します。