創作サイトの携帯電話・スマートフォンなどモバイル対応の必要性
携帯電話・スマートフォン・タブレットなど、WEBサイトを閲覧できる端末が増えたことにより、一般的な企業サイトでは、携帯電話・スマートフォンなどのモバイル対応をしているサイトも増えて参りました。
では、創作サイト(同人サイト)ではどうでしょうか。
創作サイト今昔話
ホームページは、元々PCでのみ閲覧できるものでした。
よって創作サイトも、PCでの閲覧を基本としてきました。
創作サイトにおいては、作品を展示するということが一番の目的ですので、一般的な企業サイト等とは異なる独自の発展を遂げて来ました。
携帯小説・夢小説の流行などにより、いわゆるガラケーサイトが増えた後も、長い小説はPC用サイトで読むものという印象が強かったように思います。
pixivが現れたことにより、マンガ・小説がスマートフォンでも見やすくなりました。
現在では商業でのWEBコミックも流行していますので、pixivを始めとする二次創作の場でも、端末に関わらず閲覧者の見やすい・読みやすいサイトであることが求められます。
ブログサイト、Twitter・pixivなどのSNS、tumblrなどを中心として作品を発表している方も多いですが、ホームページを自分で作成し、運営されている方もいらっしゃると思います。
この記事では、創作サイトにおいて携帯電話やスマートフォン、タブレット等へのモバイル対応を行う必要があるかどうかを検討します。
創作サイトにアクセスする閲覧者のユーザーエージェントについて
ユーザーエージェント(UA)とは、
ブラウザがWebサーバーにデータを取りに行く際にサーバーに対して自動的に通知している、ブラウザの種類やバージョンやOSの種類やバージョンなどの情報を組み合わせた識別子。
Web担当者Forum|ユーザーエージェント とは 意味/解説/説明 【User Agent, UA】
のことです。
ホームページを閲覧する時、閲覧者側はUAをサーバーに自動的に通知しています。
下のグラフは、ある創作サイト(小説サイト)に閲覧した一月分のUAをまとめたものです。
具体的なパーセンテージは下記のとおりです。
android | 34.4% |
---|---|
iphone | 27.9% |
windows | 25.4% |
machintosh | 5.3% |
ガラパゴス携帯 | 4.0% |
linux | 0.4% |
ipodtouch | 0.4% |
unknownOS | 2.1% |
iphoneとandroidを足すと62.3%、windows・machintosh・linuxを足すと31.3%と、スマートフォンの方がPCからの閲覧より倍近く多くなっています。
このグラフは小説サイトへのアクセスを元にしたものですが、小説サイトの場合、好きな姿勢で好きな時間に閲覧したい方も多いため、ポータブル端末で閲覧する方が多いようです。
半分以上の閲覧者が携帯電話・スマートフォンからサイトを閲覧しているとすると、創作サイトでも携帯電話・スマートフォンへの対応を行ったほうが良いかと思います。